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Author:beatrixxx
77年うまれ。広告業。ブログテーマは園芸→旅行へ。常にいちばんやりたいことをやる、をモットーに書き散らかそうかと思います。
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セルビア黄金週間(2)セルビアの車窓から~ウジツェ行きУжице

Tue.19.05.2009 0 comments
DSC04818a.jpg
↑画面が汚れているのは電車の窓が汚れてるからだ…それにしても、むかし旧東ドイツを電車で通ったときも思ったけど、東欧の列車って往々にしてグラフィティまみれ


さて、なんとなくまだその味がよく解らない首都ベオグラードの駅から、一日4本ぐらいしかない列車に乗り込み、約4時間かけてウジツェに向かった。この日の宿はあらかじめウジツェに予約しておいたのだ。

それにしても、こんな汚い電車は初めて乗るかもしれない。座席も壁も廃棄寸前かと思うほどボロい。一応コンパートメント席もあるんだけど、それとて上等ってこともない…もうトイレとか(これは、この旅中に何度も思ったけど)絶望的に汚いんですよ。むしろテンション上がるけど。

でも乗客は別にそんなこと当たり前だが気にせず、前の座席の兄ちゃんがイヤフォンで聴いているサイケデリックトランスがダダ漏れしている…ま~そんな感じの車窓からお送りします。繰り返しますが画像がぼんやり汚れてるのは窓が汚いからです。

DSC04826a.jpg

しかし、動き出したそばからキタ!と思ったね。この時はベオグラードが東欧的だけど没個性な、味気ない都市だ、という印象だったので(どうしてもプラハと比べてたんですよ)列車が田舎へ走ってゆくに連れてワクワクしてきた。

目の前に広がるのは、絵に描いたような牧歌的風景。緑と赤い屋根のコンビネーション。

DSC04822a.jpg
↑この駅はまだ大きくて立派な部類

途中、いくつもの小さな駅を通り過ぎるんだけど、無人でも駅舎があればまだいいほう。ひどいとこはバス停以下のイスと屋根(日よけ程度の)しかなく、しかもイスはぶっ壊れてたりして、まじでバス停以下です。

DSC04827a.jpg
↑羊だ!この他にも、牛(?)やら馬やらをたくさん見かけた


しかし…私は、この車窓からの風景を一生忘れない。列車がかなりのスピードで走ってるのもあって、全然ベストショットが収められなかったんだけど、通り過ぎるいくつもの家々。

茶色いレンガっぽい屋根を乗せた小さな家々には、広すぎない庭があって、その庭には花の咲く木やちょっとした花が植えられていて、ミニ菜園みたいなものがあって、必ずにわとりが何羽かいるのだ。(場合によっちゃ犬もいる)

DSC04829a.jpg
↑(これは家っちゅーより倉庫ぽいけどね)

そして、頭にスカーフを巻いたお婆ちゃんと孫とかが、その庭にテーブルを出して、昼ご飯を食べたりしている。

こんな光景が本当にあるのだ!!!

…いや、あるのは解ってたけど(ていうか、一般の人が抱く東欧の田舎のイメージって、そんな感じそのままなのかも)、そういう「庭」像って、自分にとってリアリティがないものだった。


DSC04825a.jpg
↑白っぽい花畑はたぶんタンポポの綿毛

驚くべきことに、電柱がそこいらで拾って来たような木だったりもし、たぶん何十年何百年と(それこそ内戦が起ころうとも…)変わっていないんじゃないかと錯覚しそうな光景だった。

自分の老後はここでにわとりを飼って暮らそう。あの庭でにわとりと犬を飼って、にわとりの卵を食べて、菜園で野菜を採って、たまには豚をさばいて、四季の花を愛でる。老いるまで。…みたいな、そんな妄想にまで駆られた。ターシャ・テューダーの庭よりも羨ましいぞ。(要は疲れてるんですがね…)都心のベランダでは永遠に手に入らない生活だ。

まあ、わからないけど。本当は。実はこのあたりにだって戦争があって、あのおばあちゃんは息子を亡くしたりしたのかもしれないけどさ。

でもとにかく、園芸ブログとして書くと、ここには私のひとつの理想的な「庭」があったのだよ。

DSC04832a.jpg
↑ちょっと大きな駅で降りていく人々…

列車は数多くのトンネルを抜け、空気はひんやりとし始め、草いきれや針葉樹の匂いが辺りを満たし、どうやら山へ向かっているようだった。そして、目的地である山間の街、ウジツェに着いた。



DSC04833a.jpg
↑ウジツェは大きいのでちゃんとホームもあるよ!

DSC04834a.jpg

ウジツェ駅構内の、社会主義的、としか言いようがないような壁画に出迎えられて、私たちは新たな街へ歩き出す。

つづく

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