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beatrixxx

Author:beatrixxx
77年うまれ。広告業。ブログテーマは園芸→旅行へ。常にいちばんやりたいことをやる、をモットーに書き散らかそうかと思います。
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twitterアカウントは@danceandpicnicです。

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寒々ニュータウン園芸~トロント~

Mon.28.09.2009 0 comments
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↑デカ植木鉢みたいなんが笑える


さて、先月キューバへ行ったのはご存知かと思いますが、トロント経由で、しかもエア・カナダのドタキャンのせいで、トロントに3泊する羽目になったのです。

カナダという国には何の興味もなかったんですが、3泊もするんだし楽しまにゃ損、ついでにナイアガラの滝も行くぞ!という意気込みでトロントに乗り込みました。

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↑バスの窓より。ものすごく手入れされた公共花壇。

寒い!!!!
それがトロントの第一印象。こっちはハバナの太陽を想定してきてんのに、あまりの寒さにH&Mでカーディガンを購入…それだけで気分がまず落ちる。寒すぎて気分が悪くなってホテルで寝込んだりしました……

しかしトロントという街、なんつーか他にこんな街観たことないな~っていう変な感じでいっぱいでしたよ。

DSC05490a.jpg
↑ホテルの窓より。向かいのビルの屋上で楽しそうなパーチーが…

まず物価がアホみたいに高い。歯ブラシ450円とか。すべてがめちゃめちゃ高い。税金も高い。
そのせいか、街は手入れが行き届き、園芸に関して言えば、これ以上ないって位に「優等生」なんですよねぇ。花壇とか、色のバランスも考えられてきちっと植えられ、超奇麗なの。

DSC05489a.jpg
↑これまたホテルの窓より。黒人のおねいさんが屋上菜園のハーブか何かを摘んでました

屋上緑化も進んでるし、なんつーか作り込まれた「オシャレ」感満載なんですよ。
でも、丸の内みたいな高層ビル街+原宿みたいなストリート+渋谷みたいなターミナル+チャイナタウンを強引にくっつけたような、超人工的な都市計画っぷり。

しかも、一等地にはまるで郊外みたいなショッピングモールがあったりして、何じゃこりゃ、という感じです。ええ、嫌いですトロント。だってダサいんだもん!(爆)

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↑いろいろ突拍子もないんですよね~

ニューヨークからほど近く、しかもいろんな、ありとあらゆる人種(各種アジア系もアラブ系も、各種ヨーロッパ系もアフリカ系も…)が住んでるつーのに、なんでこんなに味気ない街が出来上がるのか?????

しかも、酒がそこらで買えないんですよ。アメリカ以上に厳しい。こんな街絶対に住みたくないつーの。

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↑この船に乗って滝の下まで行きましたよ

で、一日潰してトロントからバスに乗りナイアガラの滝へ行ったんですが、これは普通に、絵はがきみたいな景色で、なかなか良かったです。

でも、想像してたより小さかったけど…なんかもっと、万里の長城みたいなのを想像してたよ。日差しは強いから、しぶきが気持ちよかった。

DSC05502a.jpg
↑ヒルガオっぽい植物

ナイアガラの滝は、その名もナイアガラフォールズという街にあり、トロントからバスで2時間かからないぐらいなんですが、これはひなびた、また無国籍感のある田舎町で、なかなか悪くなかった。バスの冷房が効き過ぎてた以外は。

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↑ひなびてます なんつーか匿名性な景色

打ち捨てられたような場所にバスの停留所があるんだけど、ナイアガラ公園内は、またこれでもかという位に手入れされてるんですよねぇ。花壇とか、ちょっと見モノですよ。

DSC05510a.jpg
↑エキナセアかな?日本ではちょい難しいキク科多年草。

もう本当に、これ以上優等生的な花壇は他の国には無いんじゃないかなあ。季節の花が咲きこぼれ、草丈なんかも考えられて植えられ、色鮮やかなのです。

DSC05512a.jpg
↑公園内には、老若男女が集っている

ナイアガラの滝ってアメリカ側からとカナダ側からと、双方からのアプローチがあるので(つまり、滝の向こうはアメリカ)、アメリカ側はどんな感じなのか知る由もありませんが…

日差しは強いので寒くはなく、空は晴れ、滝のしぶきが涼しく、花は咲き乱れ…という感じで幸福そうな空気であふれてるわけ。

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↑ハンギング鉢もこんもり

ザ・観光地って感じで、これはなかなか悪くないんですけどね。よくも悪くもその後に行ったキューバがあまりにもワイルドだったんでね、今となってはあんまり記憶に無いなっていう。

こういう園芸って、ベースはいわゆるイングリッシュガーデンなんですかね?こういうの、無理だな。広い家があったとしてもやんねーよ(投げやり)。

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↑銅葉カンナもあしらわれてますよ

カナダって、オーストラリアと並んで興味が持てない国なんですよね。なんでこんなにしょうもないんだろう。
全体的にニュータウンっぽい気がしました。人工的な幸福感つうか。まだ東京のほうがよっぽどいいですよ。物価も安いし酒もどこでも買えるし。

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↑ギボウシも満開でした

上の写真について…。
北米では、日本では日陰の侘び寂び植物としてメジャーなギボウシ(ホスタ)が人気で、あっちの住宅事情に合わせてデカイ種がいろいろと作られてるらしいですが、その人気を思い知ったシーンですよ。
だって、満開のギボウシをみんな写真に撮ってたんだもの。

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↑セリ科の何か。

カナダだけあって、カエデはどこにでも生えてたんですけど、それより印象的だったのは上の写真の花。いかにもセリ科で、パラソルみたいに広がって小さい白い花の集合体を咲かせてました。これがどこにでもあって、滝の周辺もだし、空港とか、特に多かった。

…そんなこんなでなんか消極的なレポートになりましたが、こうして今写真で振り返ってみるとそんなに悪くないかもしれない、トロント。

日本人の旅行先としてハバナと比べると、ハバナの彩度が高すぎて、トロントは無彩色だったんだね。あんなに色鮮やかに花が咲き乱れてたのに。




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カナダ出身のミュージシャンとかバンドとかでいいのあったっけ?と探してみたけど見つからなかったので、映画監督は…と思ったらクローネンバーグがいた!しかもトロント出身とは…。

私は、好きな映画は?と訊かれたら、まず「ザ・フライ」と答えるようにしています。

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身体変容とか意識変容とかサイバーパンクとかみたいな、カルト的な文脈で語られることも多いクローネンバーグですが、こういうシンプルな(子供でも楽しめるような)ハリウッド的なホラー作品だからこそ、いいって部分があると思うんです。

おそらくはある枠内で撮っているんだろうけど、だからこそ監督個人の抑えられない趣向とか、キャッチーにするために余計に肥大するフェチっぽい部分とかが、否応なく画面から溢れ出していると思うから。こういう、変態に間違いないような人がメジャーなフィールドで残した作品、みたいなものが本当に好きなんですよ。

細かなエピソードも凄くいい。同じ服ばかりを何着も持ってる科学者とか。ウジ虫出産シーンのグロさとか。私が一番好きなのはビフテキ(死語)のシーンで、物質転送装置で転送された肉は肉じゃない、フレッシュ!と叫ぶやりとりとか…このシーンは何度観てもいいですね。

そんで、これはもしかして売るためにわざとやった(やらされた?)のかもしれないけど、結局これが哀しいラブストーリーになってるっていうところが、もう泣けるつーか笑えるつーか…。50年代の「ハエ男の恐怖」という映画のリメイクらしいんだけど、人間がハエになる、というギャグにしか思えないテーマを、ここまでエグく、そして哀しく、そして美しく描いた作品は他にない。いや、壮大なギャグにも見えるんだけど。その滑稽さがまた哀しい。

なんというか、徹底した美意識とフェチに加えて、愛があるんだよね(どういう類の愛かは置いといて)…クローネンバーグの映画って。

「ザ・フライ」が好きというと大抵笑われるんですけど、バカにせずに観てみて下さいよ、目ウロコなんで。色彩感覚が独特だと思ってましたが、それがこのトロントという街に影響を受けたかどうかは…わかりません。
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