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Author:beatrixxx
77年うまれ。広告業。ブログテーマは園芸→旅行へ。常にいちばんやりたいことをやる、をモットーに書き散らかそうかと思います。
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軽井沢人工庭園(2)

Mon.20.04.2009 0 comments
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何万本と植えられた薔薇もいまはシーズンオフ

…さて。完璧に作り込まれ、管理され、「どっか欧米の自然な庭園」のように仕上げられた軽井沢のステキな風景の二回目。

いまは都内の自宅におりますが、軽井沢から一週間後の先週末は埼玉の外れにいて、明日からは甲府に行かなきゃなんねーので、なんかもう心身があっちこっちに連れ回されてる。全部が夢みたいだ。

まあそんなことを差し置いても非現実的な光景の庭園なんですが。

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ホントに日本っぽくないよねぇ

街自体、なんでこんなにバタ臭い作り込みをしたんだろう?と思ってたら、いまの軽井沢の原型って元々は19世紀の末に宣教師が「故郷のスコットランドに似ている」と感じて別荘を建てたことから始まったらしくて。なるほどね~。

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奇麗めジャンクスタイルって感じ

それでも清里とか(行ったことないんでよく知りませんが)そういう高原ペンション系の避暑地がどんどん寂れていったなかで、軽井沢がある種の威厳と品の良さを未だ保ってるように見えるのは、やっぱり天皇陛下と美智子さまのエピソードなど、歴史的背景に富んでるからなのだろーか。

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サクラソウ系の何か?

全盛期の軽井沢って全然知らないままいろんなこと書いてますけど、先日行ったときも、かなり気の利いたスカしたレストランとかたくさんあって(馬刺が美味しい)、いま話題のオーベルジュみたいなのもあったりして、やっぱ東京人にとっては何かと存在価値の高い場所であるように思えます。
…まあ、全然縁がないんですけどね。

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トラデスカンチア属 “白絹姫”かな? 実物初めて見た…

あくまでも園芸ブログ的な観点から言うと、やはり高原で避暑地ってだけあって、その植生が独特で面白いです。この庭園もその特性を生かしたものになってました。

多湿に弱い多くの多肉植物にとってはかなり良い場所らしく、多くのナーセリーがあったりするのもその気候の成せる技でしょう。

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センペルの何かが地植えされている…東京ではぜっったいに無理な光景

まぁどうでもいいんですけど、個人的には、不倫旅行(旅行っつうか、滞在)がぴっったり来る街だなーとか思っちゃいましたよ。
夏っていうよりは秋とか、春先とか、ちょいオフシーズン時に。ガキもいないし(まあ駅前に安っぽいアウトレットとかできちゃってますけど)世を忍ぶ大人には天国のような場所でしょう。

ビーチリゾートに行くような昂揚とか、温泉場に行くような陰靡さは微塵もないんですが、だからこそいい。関係性として安定してて、浮ついたところももはやなく、でもハタから見たら絶対に夫婦でも恋人同士でもないだろうってな訳ありの大人同士にはぴったりな街です、軽井沢。



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安全地帯V安全地帯V
(2007/03/07)
安全地帯

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軽井沢といえば玉置浩二、といえば安全地帯。という感じに自動的に繋がっちゃいました。すいません、例の浩二-真理子事件が衝撃的すぎて、最近毎日安全地帯ばっか聴いてるんでつい。(相対性理論と安全地帯を交互に聴いてる私の毎日って…)

これは、その名の通り安全地帯の5枚目。86年発売当時は、LPで3枚組という脅威のボリュームだったらしいですが、このCDも二枚組、全36曲!ということで、恐ろしいほどにバラエティに富んだアルバムです。これに関しては1回のレビューでは語り尽くせないことが多いので、こちらも2回組でお送りしますよ。

とにかく、一曲目に針を落とした瞬間から(ウソ。iTunesです)、「あ、やばい。」という戦慄を覚えました。元々安全地帯ファンでもない、いろんな音楽慣れした玄人の耳(いや、自分がそうだってんじゃないですよ)にも響くような、凄まじくハイクオリティな音が鳴っていたので。

36曲入ってるのに、一曲が2~3分台という短さで、コロコロと目まぐるしく様々なイメージがコラージュされてるので、ていうか曲調もアレンジもジャンルも歌唱も全部バラバラなノリが断片的に突っ込まれてて、これは当時の玉置浩二の心理状態によるのかもしれませんが、なんか分裂的というか、病的なモノを感じます。でも、まあそれがまさに安全地帯(=玉置)という人格なんだっつー気もする。

一貫したコンセプトが無いので意味不明&中途半端な印象を与えるんだけど、一枚目の前半(パーティ~ふたりで踊ろう、の辺り)みたいに、見事な繋げ方の演出をしてる箇所もあったりして(DJ的というよりは映画のサントラ的)。

一番のポイントは、当時の英米のアーティストや、それに影響を受けた日本のアーティストがそうだったように、黒人音楽やラテンやワールドミュージックっぽいエッセンスを取り入れていること。
…いや、「エッセンスを取り入れる」なんてもんじゃないな。恐ろしいことに、完璧に血肉にしてるというか、誰もがなかなか超えられなかった壁をあの粘着官能ヴォイスが軽々と超えてしまったというか…
次回(二枚目?)につづく。
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軽井沢人工庭園

Sat.18.04.2009 0 comments
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もう一週間前の話になりますが、軽井沢に行ってきました。つっても仕事(ロケ)な上に、会社出たあと新幹線で木曜夜に乗り込み、金曜夜には帰ってきたんですけど…。

ちょい前の三宿の景色とはうってかわった、高級でよく手入れされた写真の数々をお楽しみください(笑)。

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なにかの新芽

写真を見ると白樺の並木に枯れ草、みたいな冬景色ですが、ひとことで言うともう春を通り越して夏でした。かなり避暑地だからまだ寒いだろうってんで防寒準備万端で行ったら、半袖でも暑いっていう。
見た目冬なのにカンカン照りの猛暑、みたいなシュールな状態。

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クロッカスですね

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これもクロッカス

某植物庭園のようなとこで撮影だったんだけど、そこはバラが有名なとこで、とはいえ今はシーズン前で閉園。とはいえいろいろな園芸植物がきちっと植えられ、手入れされていたので、非常に見がいがありましたよ。

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クリスマスローズかな 花弁に見えるものはガクですよ

そもそも駅に降り立ったところから、オフシーズン感漂う閑散っぷり。もともと「観光地」ってんでもないし、なんというか、主を無くした駅という感じ満載でした。

私は軽井沢にまっったく縁のない人間で、これが二度目なんですけど(しかも初めて行ったのも去年、それも仕事だったんですが)、うーん軽井沢、悪くないです。

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木の根本にフキノトウみたいなものが…

つーか、むしろすげー好きかもしんない。
前回行ったのは夏の終わり頃だったので多分オンシーズンまっただ中だったんだろうけど、この春先はオフシーズンにも関わらず、なんか、すげー景色とか奇麗だし、気分もいいんですよ。
閑散としてるとこもいいし、夏よりいいかもしんない。オススメですよ春の軽井沢。

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名前はわからないけど可憐です

軽井沢って、東京の金持ちの別荘地/避暑地ってイメージが濃くて。
私は関西出身な上にいいとこのお嬢さんでもないし、全盛期に大学生でサークル合宿に行ったりしてる世代でもないんで、なーんか縁がなかったんですよね。

そうこうしてるうちに、多分多くの人にとって、軽井沢ってちょっと特殊な場所になってたんじゃないだろーか。
ピーク過ぎた観光地(熱海とか…熱海も近年盛り返してますけど)は、さびれてく感じが目も当てられなかったりするけど(私は好きですけどね)、ピーク過ぎた別荘地ってのは……なんつーか、もっと静かに打ち捨てられてく感があるというのかな。でも悲壮感はなくて。

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葉がロゼット状なんで多肉かと思ったけど、葉っぱが薄め

その感じ、その、ピークを過ぎた(常に何となくシーズンオフ感がある)避暑地、というちょい高級でちょい淋しく、でも全体的にとてつもなく手入れされてる感じというのが、なんか物凄くツボに入ったんですよ。

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ミセバヤか何かの多肉

この庭園も、ものすごく自然に植物が配されている。
石垣の隙間にはちゃんとセダムが植え込んであったり、コケや枯れ草(最近、オーナメンタルグラスとかいって流行ってるんですね)なんかも輸入モノのオシャレな品種が植えてあったりで、隙がない。ホント、外国のどっかの原っぱに来たような錯覚を覚えるわけです。この出来の良さったら。

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こういったセダムの類が、ちょっとした隙間にも自然に植えられている!

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これもセダム。あまりに自然で、人の手が入ってるのを感じさせないほどです

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ほらね

庭づくり、いわゆるガーデニングにも流行があるんだけど、ちゃんと流行に乗って、お洒落な庭園ができあがっている。人の手を感じさせないほど自然だけど、たぶん物凄く金がかかっている。そこらへんが凄いな~とあらためて驚きました。

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人工湖もあるでよ

そもそもここはバラが有名なとこ。
バラなんか消毒とか農薬散布とか定期的にしないと虫と病気にやられるので、もちろん商業施設だからとてつもなく管理されてるだろうし、「自然なのに人工」って感じが、ますますツボに入った。

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まさにいま植えられようとしてるバラの鉢たち

その、「自然なのに人工」感、隙がなくて日本っぽくない、完璧に精度の高いリゾート感って、この庭園のみならず、まさに軽井沢そのものじゃないですか。

うーん。いいなぁ。軽井沢、好きだ。次回に続きます。

東京の植生 ~三宿春景(2)~

Wed.08.04.2009 0 comments
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都営の柵を飲みこむように生えた木(怖っ!)

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横から見るとこんな感じですよ(怖っ!)


さて、だんだんとオカルトめいた様相を呈してきた夜の東京散歩、三宿篇の第二回…(このノリで撮った南千住篇とか白金篇もありますが、またの機会に)こんなことやってるけど明後日から軽井沢にロケに行かねばならないしチューリップも咲き乱れて待ってるので、急がねば。

前回書いたように、人はそこに僅かなスペースでもあれば植える生き物なのです。私がベランダ園芸なんかやってるのはそこが私有地(賃貸だけど)だからで、一軒家に住んでたら道路にはみ出してまで植えたいと思えるかどうか(別に公共心とかじゃなく)…でも、確実に植えたい人々は存在する。

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都営の下に入ってた店…何で石膏像とのコンビネーション?(怖っ!)※画像ボカしてます

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まじで何の店なんだよ(怖っ!)


私がずっと気になってて、いずれここでも取り上げたいと思ってるテーマが、公共の場に個人が勝手に植える植物である。それはマンションの共用花壇(エントランス脇にあるちっちゃいやつ)とか、街路樹の根元だったりするんだけど、必ずそこに私物(?)を植える人がいるんだよね…この欲望ってホント、何なんだろう?

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何と見事なエケベリア“トップスプレンダー”…うちにもあるけどこんなデカくないし

私の住んでるマンションにも、共用花壇(ホントに50cm四方ぐらいの場所なんだが…)に、季節ごとにまめに花を植え替えてるオバサンがいて(もちろん善意というか、エゴで)。私は園芸マニアの癖にその境地に達してない若輩者なんで何とも言えませんが、ベランダ派の大御所いとうせいこう氏はこれをストリート派と呼んでいるけど(笑)、とにかく下町園芸ってのも、軒先から公道とのギリギリのせめぎ合いというか、領地争いみたいなもんだと思ってしまう。しかも、フツーに発砲スチロールの箱(トロ箱)に植えてたりして道行く人から見てキレイってんでもないし(私の目は楽しませてるけどね)…

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こういうとこのゴムの木って大概が繁茂しすぎ。観葉植物だった過去は忘却の彼方へ…

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三茶のナゾな園芸店…フツーに民家の軒先みたいだし…これは昼間行ってみなければ。

とにかく、ストリート派の皆さんが大活躍の下馬~三宿~三茶ルートなのであった。

ちなみに、この後5年ぶりぐらいに「せたが屋」に行ったんだけど、麺もスープも様変わりしていてショックだった。ま~時代が変わった(魚系が蔓延した)つーのもあるけど、柚子の切れっ端が浮いてたりしたし…だったらAFURIで柚子塩食べた方がいい。

以上、夜の散歩篇終わり。

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図鑑図鑑
(2000/01/21)
くるり

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何で今更くるり?と思うけど、こないだからのナンバーガールからの0年代前半JPOP(?)特集…というか、単純に夜の公園で桜見たとき、このアルバムに入ってる「マーチ」って名曲を思い出したんですよ。私がくるりで一番好きな曲。

要は、春先の身を切るような寒々しさと、ある種のディスコミュニケーションと、でもやるんだよ!って気分がヤケクソで混じり合ったような、そんな曲なんだけど。そんな感じって、今思うと、ものすごーく00年頃っぽいんだよね。同世代だから余計そう思うのかもしれないけど。

この後、無理して(根がフォークなのに)アッパーなダンスミュージック方面にシフトしようとしてた時なんかはダサくて見てられなかったんだけど、この“図鑑”あたりがくるりの原点っつうか、コアになってる部分だとは思う。

で、青春をこじらせて、かつ大人の薄ら笑いを浮かべられるようになったくるり及び岸田は現在何してんのかな~と思ってたら、たまたま去年のフジロックで見て、驚いた。

ものすごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーく駄目な感じ。でも、かつ、
ものすごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーく色気がダダ漏れだった。

単にダメ男の色気ってんじゃなく…何というか。昔、岸田って30超えてからが勝負っつうか、そこで一旦ダメになって復活してくる辺りがいちばん男として魅力的になるんじゃないかなーとか思ってたけど、別に復活はしてないのに、色気ムンムンなの。何だろうね、あれは。

東京の植生 ~三宿春景(1)~

Tue.07.04.2009 2 comments
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都営団地の敷地から溢れ出さんばかりに増殖するハナニラの群れ


花が咲いただの、チューリップだの言ってるのがガラに合わない、そんな私はやはり夜の東京をブラブラと漂泊するのが似合ってるのである。

昨日、代官山で髪を切ったあと、桜でも見るかと懐かしい中目黒の目黒川沿いまで降りていったものの、あまりの人込みにうんざりして花には目もくれてやらず(あの目黒川に延々と3Dで重なってゆく枝ぶりをまともに観ていると気が狂う)、東山の裏の住宅地あたりから蛇崩れへと抜け、そのまま下馬~三宿~三茶へと歩いた。シルクのワンピースにライダースを羽織ってただけだったので肌寒かったが、構わず歩いた。

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にぶい光を放つ団地群

今まで、三茶の周辺ってわりと友達も多く住んでるエリアで縁も深かったはずなのだけど、三宿の裏手あたりに、こんなに大量の都営団地が立ち並んでいるなんて全然知らなかった。まさに団地村。
番号を振られた、昔ながらの団地がいくつも並び(ポートアイランドみたいだが、まったく瀟酒じゃない感じ)独特の空間を形づくっている。ある意味エアポケット。

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この花なんだろう…後ろには“七福神”らしき多肉が。

そしてもちろん、団地の中庭だとか個人の店の前だとかには、思い思いのプチ花壇が設けられており、その園芸植物の種類たるや典型的な下町ガーデニングと何ら大差も個性もないのだけど(私調べ)、とにかくいくつも写真に収める。

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花も新芽もブルーベリーに似てると思ったけど、生け垣として刈り込まれてた。

まあどこでもそうで、これはそこそこ高級な住宅地でも大差なかったりするけど、とにかくスペースがあれば植物を植えるのだ、人は。そして植物(雑草に限らず)は、そこに土があれば子孫を残すのだ。

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ちょっとしたハナニラ群落…こんなのが至るところにある

特に印象に残っているのはハナニラで、奴らは、団地と道路のせめぎあっているようなほんの僅かな土だとか、芝生のような地面の自転車置き場だとか、至るところに大繁殖していた。種でも球根でも殖えるこの一見可憐な花が、こんなに雑草だとは思わなかった。何万本単位で生い茂り、小さな白い花弁を夜に向かって開いているのだ。

ちなみに「ハナニラ」は、葉っぱがニラに似ててニラのニオイがするからこんな名前になったようだが、実はニラとはあんま関係ない(同じユリ科だけど)。元は人の手で植えられたものだろうが、他の園芸植物のようにすぐに絶えたりしない(チューリップなんて、球根を人の手で掘り上げて保存しなければ毎年は咲いてくれない)。

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鬼でも現れてきそうですね

都営団地の共同の(?)大きな公園には桜の木が何本もあり、さっきの中目黒での喧噪がウソのように人っ子ひとりいない。ひんやりとした夜の空気と静まり返った公園と蛍光灯。こういうときの桜はどこか硬質に見える。

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写真がヘタでブレただけだが、微エロ


三宿散歩、次回に続きます。




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走れメロス (新潮文庫)走れメロス (新潮文庫)
(1967/07)
太宰 治

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表題の「走れメロス」はどうでもいいのだけど、同時収録されている「ダス・ゲマイネ」(通俗性の意)という短編がイイ味出してる。永遠の中二病患者太宰治の、中二っぽい春の宵の空気、みたいなのがよく出てて(確か大学生の話なんだけどね)…そこはかとなく粋で(太宰って、とことんダサイのにカッコつけるんだよね)、まあ春の、寄る辺なくふらふらとさすらいたいような、とはいえ常にいつも何かが引っかかってるような、こんな気分にはぴったりな一冊ですよ。
…ここまで書いてふと思ったけど、この流れでいくと次回は安吾の「桜の森の~」か?だったらベタすぎてある意味すごい。

西伊豆JUNK STYLE

Sun.08.02.2009 2 comments
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あちこちに凄い勢いで生い茂る野良アロエ


…さて。
ブログに載せるつもりで、昨日の昼間myベランダで撮った写真が結構あったのに、さきほど手違いですべて消去してしまいました!
ので、夏に伊豆へ行ったときの写真でも載せてお茶を濁すことにします。まあ冬のベランダよりも開放感があって気持ちいいだろう!!一応カテゴリ的には植物観察ですyo!

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ヴィンテージな看板がリアルに似合う街

08年、09年となぜか二年続けて、夏に西伊豆の土肥という所に行ってました。確かそこしかもう空いてなかった…みたいな理由だったと思いますが、とにかくここは海辺の温泉地で、夏には海水浴も温泉も楽しめるという気の抜けた場所です。

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楽しさいっぱい海辺の温泉!

海水浴+温泉つっても、昨今盛り上がりが著しい熱海とかともまた違い、なんつうか、ひなびた漁村と、あまり水が奇麗じゃない砂浜と、小さめの温泉旅館がなんとなく立ち並んでいるという、ゆるい西伊豆クオリティ。
ちなみに、海水浴場で言えばちょっと離れた解りづらい場所にある岩場の海水浴場とかに行った方が水も澄んでいて、人も少なくてプライベートビーチ感覚で(笑)楽しいですよ。

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ツタからまり率高し

とにかく、大小の温泉旅館と一般の家がなんとなく立ち並び、細かな路地裏などがいっぱいあるような場所です。要は猫が似合う街。

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アサガオとかヒルガオとか夕顔とかその系列ですかねぇ

関西で生まれ育った私にとっては伊豆という場所って結構不思議な感じのする観光地で。ああいうゆるーい、海沿いと温泉のミックス感覚と南国ムード、でも日本…みたいなのって、関西で言えば南紀白浜とかなのかなあ?こっち来てからもう何度も伊豆には行ってる気がするけど、妙な情緒がありますよね。田舎なんだけど、自分の故郷とは違う異国情緒が。

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「マドンナ消火器」って…

海に向かう道にはまたひなびた感じにスナックが立ち並んでたりして(でも閉まるの早い)なんともかんとも…ずっとこんな場所にいたら頭の中身がいい感じにゆるみそうです。

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民家の庭を激写。多肉も結構多いです。

ここ数年、ガーデニング界で流行し、メジャーになりつつある潮流として「ジャンクスタイル」ってのがあります。
要は植木鉢などを古びたようにペイントしたり、ヴィンテージ感を出すために苔を生やしたり、錆びた空き缶など不要なものなどに植物を植えたりして、全体的に「使い古され、風雨に晒されて、イイ案配にボロく馴染んだ感じ」を出すんですよ。植物もわざと暴れさせたりしてね。枯れ草などを配したり。

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この錆び具合がシャビー!

従来の、甘め奇麗めで人工的なガーデニングとは違って、渋くこなれたお洒落感を出しやすくはあるんだけど、新品をわざわざ(時には薬品かけたりもして)汚すって…実は一番人工的で、屈折してるじゃないですか。
男友達に言わせると「プラモ感覚だな。よく解る!!!」てな感じらしいですが、そういう観点で見ると、西伊豆ってもう街ごとナチュラルにジャンクスタイル・ガーデニングですから!!

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海へ続く道そしてスナック

西伊豆に限らず、やっぱ海辺の温泉地って文化的にも、植生的にもやっぱ独特のムードがありますよねぇ。この辺りもうちょい詳しく色々調べたい感じなんですが。

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西伊豆じゃなくて熱川あたりだったか…車窓から激写した廃墟ホテル

そして、廃墟マニアなら多分伊豆半島は聖地なんじゃないかと思うほど、この辺りって廃墟が多いんですよね。まさしくリアルジャンク!の宝庫です。

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下田の道の駅のすぐ近くでした

↑これ、ちょっと写真ではよくわからなくなってますが、実はかなり衝撃的だった光景です。一見するとよくある廃ホテルなんですが……
廃墟と化したホテルの窓から、恐らくは観葉植物として室内に置かれていた「ゴムの木」が、窓ガラスを突き破ってガンガンに生い茂り、そこらに根を張って、野生化してるんですよ!!!

都内だと多分ゴムの木は屋外越冬できないだろうから、温暖な気候の成せる技なのか、それとも下田の妙なムードが何かしら作用しているのか(笑)…元はおとなしく飼われていたであろう観葉植物の凶暴さ、野蛮さに全身が熱くなりました。




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センス・オブ・ジャンク・スタイル (チルチンびとの本)センス・オブ・ジャンク・スタイル (チルチンびとの本)
(2007/07)
大平 一枝

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もとはイギリス、そしてインテリア界から来た感じなんですね~。しかも「単にスタイルじゃなくて生き方だ!」らしいですよ(笑)

ナチュラルガーデニング (Vol.4) (Gakken interior mook)ナチュラルガーデニング (Vol.4) (Gakken interior mook)
(2006/08)
不明

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ジャンクと名乗らなくても、ガーデニング全体の流れはジャンク化(作り込んだ雰囲気を出さず、いかにナチュラルにこなれた感を出すか)(気合い入りすぎず、リラックスできるゆるいムードを醸し出すか)に来てると思います。オリーブ少女的雑貨趣味だと言えばそれまでですが、居心地や見た目の良さってのは否定できない部分もあり。

とはいえまあ、都内のさほど裕福でない住宅地とかで発砲スチロールの箱(トロ箱)に植物育ててる光景ってのが、実は一番リアルジャンクですよ…

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